ゆとりコピーライター、とりあえず書いてみる。

 

 

ブログをはじめた理由は、書けと言われたから。

 上司に言われたことにはとりあえず従う。

 

新卒でコピーライターになって1年半。まさか自分がこんなに文章を書くのが下手だとは思っていなかった。正確には、「おもしろい文章」を書くのが、であるが。

 

 

2016年3月。就活生であった私は、とりあえずマスコミとか雑誌社とか、そういうところで働きたいと思っていた。理由は特にない。でもなぜか、自分にはそういう系の仕事しか考えられなかった。

広告代理店、イベント会社、PR会社、テレビ局、制作会社、舞台美術の会社…。それっぽい会社は、大手も中小も関係なく受けた。でも、どこにも引っかからなかった。履歴書でお祈り。面接にさえ進めない。いつまでも経っても内定ゼロ。さすがにやばいと思いとりあえずITコンサルの会社に内定をもらったが、仕事内容に魅力が感じられなかった。我ながらそんなのでよく受かったなと思うが、やる気があるように見せる演技力だけはあったように思う。

その演技力がうまく発揮されたのか、やっとのことでSP会社にコピーライター職で内定をもらった。「コピーライターになりたいなりたいって、とにかくうるさかった。熱意に負けた」と面接をしてくれた支店長は言う。大学のゼミの教授がコピーライターであったこともあり、楽しそうな仕事だなという印象はあった。が、そこまでその職種にこだわっていたかと言われると、お察しの通りそうではない。

 

高校受験も大学受験もそつなく無難にこなしてきた。そして就活も。この調子で、文章を書くのも…ってあれ?あれれれれ…。なんだかうまくいかないのはどうして?

日本語は誰にでも使える。だってみんな日本人だもの。だからこそ、コピーライターが書く文章には+αが必要らしい。私にはその力がない。つまり「おもしろい文章を書く」力である。そつなく無難に書いていては通用しないらしい。

おもしろい文章とは、人に読まれる文章のこと。人を惹きつける、読みたくなる文章。「ブログを書いて見たら?人に読まれることを意識して」。上司が言った。じゃあやってみるか。「おもしろい文章を書く」練習。 

 

 

1993年生まれ。24歳。新米ゆとりコピーライターの奮闘記。とりあえずやってみます。よろしくお願いします。